学際物質科学研究センター(TIMS)・物質工学系 共催セミナー

日時: 4月6日(水) 10:00〜12:00

場所: 総合研究棟B棟 0110公開講義室 

タイトル:化学的DNA連結反応を用いる生きているヒト細胞中のメッセンジャーRNAのイメージングおよび定量

講演者:スタンフォード大学化学科 阿部 洋 博士

概要:一塩基レベルの配列認識(SNP検出)を可能とする細胞内遺伝子診断法を開発した。我々が開発した消光分子を脱離基として持つDNA自動連結プローブ(QUAL)は、細胞内でmRNAに配列特異的に結合し、非酵素的に化学反応し蛍光を発生する。さらに、本プローブは酵素あるいは温度サイクル等を用いることなしに細胞内で微量mRNAの蛍光シグナル増幅を可能とする。今回、我々は本プローブを用いて生きているヒト細胞内でのmRNAイメージングおよびその定量化をおこなったので報告する。


 問合わせ: 長崎幸夫 (TIMS・物質工学系)
 TEL: 029- 853-5749 E-mail: nagasaki@nagalabo.jp